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生体マグネタイト
COOLDOWN/side story
クールダウンsidestory夜刀浦の神(CD)
生体マグネタイト



「氷室、授業で『血が魂の座』だと教えられましたね? この魔剣も同じです」とフェレットが言った。
 アレイスター・クロウリーの【魔術‐理論と実践】にも『血は生命である』と記述されている。
 通常物質として安定している鉄もヘモグロビンなどの分子と化した場合、原子核がハイスピン状態になると、素粒子の角運動量スピンが四次元の角度となる。
 この擬似軌道転移単原子元素と化した鉄の分子も三次元世界の法則から外れた超自然現象を発生させる。
 魂の力である精気(エーテル)を血液が肉体に循環させる。
 またヒトの脳内にも鉄が生体磁石(マグネトソーム)という状態で大量に存在している。
 この生体マグネタイトの場合、磁鉄鉱(Fe304)を脂肪酸が覆う構造をもっている。
 磁鉄鉱の磁石に基づく磁気受容器が地磁気などからの磁気モーメントを電気信号に変換するトランスデューサーとして機能し、結晶粒子の鎖が磁場を神経系の電気信号に変換する。
 ヒトの脳の場合、磁気器官が鼻孔後側の上方、脳下垂体の前にある。
 それだけでなく頭の中央部にある松果体でも、磁場を関知することができる。
 『第三の目』ともいわれる松果体が磁気と光の量を測定する機能を備えているのだ。
 この松果体がメラトニン、セロトニン、ドーパミンなどの神経ホルモンを生成し、脳自体の活動や体内時計機能の維持調整を行う。
 朝スッキリと眼を覚ますため日光を浴びることが有効とされているが視神経から光が信号として松果体に送られ脳を覚醒させるためである。
 その他、脳表面の細胞にも生体マグネタイトが多く分布し、細胞1グラムあたり500万個も存在する。
 磁場の変動が生体マグネタイトを刺激し感覚細胞を興奮させ、これが脳に伝わることによって空間のわずかな変異を認識することが可能なのだ。
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生体マグネタイト | クトゥルフ呪文

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