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小型の金塊
小型の金塊
魔道の儀式魔法だけじゃなく、仙道の符咒気功法など仙術でも、仙道士が神気を練り上げる補助として、紙や木札、そして金属板などの護符を利用することが多い。
自分だけで地道に神気を練り上げるより効率が高いから、要領よく上達可能な近道である。
仙術において有名な分身術の一種として陽神の作製という術式がある。
自分独りだけで地道に実行した場合、毎日八時間も神気を練り上げ続けて、完成まで三年間かかる。
ヒマだった封神演義の時代と違って、変化流転が激しい現代に適応していない。
陽神を完成させるという、目的に到達する手段としての修行方法として、「気」の吸収法という技能を修得すると便利だ。
磁石などの鉱物に手をかざして「気」を感覚化し、吸収するのだ。
基本技能として「気」の感覚化を修得しているという前提条件が必須だが、肉体的な脱力や、丹田に対する意識集中などのコツさえ掴めば、気功法を一日実践するだけで修得可能だから、この記述を読んでいる者が「気」の感覚化という技能を修得済みであるという前提で、論を進める。
鉱物に手をかざし、気を感覚化し、さらに意識を集中して、手から吸収していく。
だが古い石碑が邪気を帯びていることもあるように、呪われた宝石なども存在するから、健康器具の磁石などが良いだろう。
だが磁石も錆びると、人体に有害な邪気を帯び始めたりする。
私が儀式魔法の実践経験から知ったこととして、純金が気の感覚化や吸収法に最適だ。
金の薄い延べ板、小型の金塊など、1グラム程度のもので十分だ。
しかし絶対に純金であることが必要だ。
純度99.99パーセントのものがいい。
18金などになると、かなり効果が落ちる。
金メッキなど論外だ。
そういう贋物で間に合わせているようじゃ、まず金の「気」を吸収することなど無理だ。
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小型の金塊 | TrackBack() | 仙術

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